基本学習戦略
長期休校期間中の学習戦略として基本的なことは一つ.長期休校期間中でしかできないことをすることです.おそらく,このような事態は今回が最初で最後のはず(であってほしい!).後で振り返って,「あの時は大変だけど,これだけのことを成し遂げた」と言えるようになりたいのです.
そういった意味では,長期休校期間中の家庭学習として,可能ならば自由研究が一番おすすめです.日常の学校生活から少し離れた視点で「学習」,「勉強」といったことを考え直し,通常では見失ってしまう何かに気づきつつ,既存のことにとらわれない発想力のなすがままに頭を使ってみてはどうでしょうか?
しかし,現実にはそうもいかないと思います.だいいち,こんな状況だからそんな余裕もないでしょう.学校から課題が出ていればその課題もしなければなりません.そもそも外出自粛期間中に買い物に出かけることはできれば控えたい.家の中にあるもので何かしようとしても限られてくるでしょう.そこで,通常の学習を基本として,いろいろとできることを考えてみましょう.
まず最も簡単で誰でも思いつくことは,学校の教科書に沿って学習を進める方法です.教科書ワークなどの教科書に準拠した教材を買って学習するのもよし,教科書に準拠した通信教育や学習サプリで学習するのもいいでしょう.
もう一つは,学校で使っている教科書にとらわれない,一般的な学習を行うことです.こちらも様々な教材が市販されていますし,通信教育や学習サプリも充実しています.
もっと思い切った方法もアリだと思います.普段ではできない読書などに思いっ切り時間を取る方法です.現在ではオンラインで購入できる本や情報がたくさんあります.
以上のように考えあげればキリがありませんが,小学生と高校生では何をするかは当然,異なっているでしょうし,受験など個々人の置かれた状況によっても変わってくるでしょう.それに,何が自分に合っているかは人それぞれです.
そこで,本サイトでは,教材,方法,年齢のそれぞれの観点から,どのような学習ができるかを検討してみましょう.自分に合ったものを何か一つ,見つけていただき,実践できれば,かけがえのない時間を有効に活用することができるのではないでしょうか.